2016年4月29日金曜日

TCK のチャレンジは思春期以降にやってくる!

 本屋さんで”グローバルキッズに育てる” という題の本を目にしました。”サードカルチャーキッズ”に似ていますね。
 手にとると、著者自身が育った日本と、現在小さいお子さんと共に住むシンガポールの環境を比較しながら、その両方の良いところをどのように子どもに伝えてゆくか。。。ということがとても分かりやすく書いてあり、”そうそう、なるほど!”とうなずける上手なアドバイスが満載でした。


 そう、こどもが小さい時に出来ることはたくさん!そして、それを教えてくれるhow to 読み物も沢山あります。でも、小学校高学年、中学校、高校生になった”グローバルキッズ” との関わり方を教えてくれる本はあまり見たことがありません。。。
 
 学校にお迎えに行く年代を越してしまうと、実際に親が学校に行く事も少なくなり、外での我が子の様子も分かりにくくなります。

 でも、”グローバルキッズ” ”サードカルチャーキッズ” のチャレンジは思春期、まさに自我が芽生える頃に実はやってくるのです。”自分は誰?、何者?” という問いに悩む時期。多文化に接する子どもたちにはまさに混乱を極める時期なのです。悩むのは当たり前。

親としての試練も、それまで培ってきた親子関係が力を発揮するのもこの時期です。
「何も話してくれない。どうしよう。。。」と悩む親御さんもいらっしゃるかもしれません。

大丈夫、まだまだ彼らの頭も心も柔軟性をもっています。「今までの経験をもとに自分をつくり上げている途中」ですから。
粘土をこねて形を作りつつありますが、まだ固まっていないので手を加えることが十分できます。ですから、その時こそ向き合いましょう!

これは真剣勝負です。こどもは柔軟性と共に鋭さももっていますから、親も「本気」でなくては通じません。「本気」のサポートをしましょう。 

決して楽なことではありませんが、やればやっただけのことは必ず感じることができます。
大切なのは、粘土が乾かぬうちに勇気をもって踏み出すことです。

2016年4月20日水曜日

親はみんな悩んでいる!

夏にむかって一直線!のシンガポールですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
え?シンガポールは常夏じゃん!って?
そうなんですが、それでも春にはやはり生命の生まれかわりがあるようです。
新たな花、葉の芽吹き、虫、鳥の活動など感じませんか?

さて、ワークショップ、諸相談会により0歳児から小学生、上は大学卒業後就職されたお子さんをお持ちのお母様方まで、幅広くお話しをお伺いする機会があります。
最近改めて感じるのが、(当たり前のことではあるのですが)
皆さんそれぞれに悩みをおもち」だ、ということ。

日頃は笑顔で元気にされているお母さんも、いざ子どものこととなると。。。
「食べてくれない」「友達とうまくコミュニケートできない」
「元気がない」「言うことをきかない」「好き嫌いが激しい」
「根気がないから将来が不安」「大学進学大丈夫かしら」 
等、大小様々なことで私たち「親」は一喜一憂します。

海外ですからその心配のやり場のないこともあります。
気を紛らわしても、それは「まぎらわす」ですから解消には至りません。
モンもんと過ごされているお母様たちもいらっしゃるのではないでしょうか?

でも、
「悩む」のはいい事。
「悩む」のはきちんと我が子のことを考えているから。
決してマイナスではないということを知ってて下さいね。
そして落ち込むことのないように。
あなたは一人ではありません。

💕