本屋さんで”グローバルキッズに育てる” という題の本を目にしました。”サードカルチャーキッズ”に似ていますね。
手にとると、著者自身が育った日本と、現在小さいお子さんと共に住むシンガポールの環境を比較しながら、その両方の良いところをどのように子どもに伝えてゆくか。。。ということがとても分かりやすく書いてあり、”そうそう、なるほど!”とうなずける上手なアドバイスが満載でした。
そう、こどもが小さい時に出来ることはたくさん!そして、それを教えてくれるhow to 読み物も沢山あります。でも、小学校高学年、中学校、高校生になった”グローバルキッズ” との関わり方を教えてくれる本はあまり見たことがありません。。。
学校にお迎えに行く年代を越してしまうと、実際に親が学校に行く事も少なくなり、外での我が子の様子も分かりにくくなります。
でも、”グローバルキッズ” ”サードカルチャーキッズ” のチャレンジは思春期、まさに自我が芽生える頃に実はやってくるのです。”自分は誰?、何者?” という問いに悩む時期。多文化に接する子どもたちにはまさに混乱を極める時期なのです。悩むのは当たり前。
親としての試練も、それまで培ってきた親子関係が力を発揮するのもこの時期です。
「何も話してくれない。どうしよう。。。」と悩む親御さんもいらっしゃるかもしれません。
大丈夫、まだまだ彼らの頭も心も柔軟性をもっています。「今までの経験をもとに自分をつくり上げている途中」ですから。
粘土をこねて形を作りつつありますが、まだ固まっていないので手を加えることが十分できます。ですから、その時こそ向き合いましょう!
これは真剣勝負です。こどもは柔軟性と共に鋭さももっていますから、親も「本気」でなくては通じません。「本気」のサポートをしましょう。
決して楽なことではありませんが、やればやっただけのことは必ず感じることができます。
大切なのは、粘土が乾かぬうちに勇気をもって踏み出すことです。
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